D2CブランドはECモールに出店すべき?メリット・デメリットを解説

D2Cのモール出店 メリット・デメリット

D2Cブランドを立ち上げた際に気になるのが、ECモールに出店すべきか?という点です。

この記事では、D2CブランドがECモールに出店するメリット・デメリット、出店事例を紹介します。

目次
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D2CブランドがECモールに出店するメリット・デメリット

まずは、モール出店のメリット・デメリットについて把握しましょう。

「D2Cブランドがモール出店すべきか否か?」という疑問の答えも、ここから見つけられるでしょう。

ECモール出店のメリット

まずは、モール出店のメリットについてです。
出店メリットとしては、「高い集客力が見込める」という点が挙げられるでしょう。

また、決められた手順に沿って手続きしていけば、比較的手軽に出店できるのも魅力です。

インターネット上には、多数の人気モールが存在しています。
モールそのものが、すでに多数の顧客を獲得していると言えるのでモールに出店すれば、より多くの顧客の目に触れる可能性が高まるでしょう。

D2Cブランドにとって、最初の壁となるのが、「どうやって自社サイトへの注目を高めるのか?」という点です。
検索サイト上で、特定キーワードの上位表示を狙うのは、決して簡単ではありません。

商品名を広めようと、プロモーション活動をやりすぎれば、ブランドイメージを損なう可能性もあるでしょう。

モール出店していれば、モール全体のイベント等も活用しながら、自然な形でプロモーションを実施できます。
これまでD2Cブランドを知らなかった人に対しても、モールを通じて、より積極的にアプローチできるのです。

ECモール出店のデメリット

一方で、モール出店のデメリットは、コストです。
モールに出店するためには、出店手数料や販売手数料を支払わなくてはいけません。

D2Cブランドの魅力は、顧客とダイレクトに取引することで、各種コストを抑えられる点にあります。
モールに支払う手数料がかさみ、自社の利益が減少するとしたら、非常に大きなデメリットになるでしょう。

またモールによっては、独自のテイストを強く打ち出している可能性もあります。
「ブランドイメージが低下するのでは…」という恐れから、出店をためらう企業も少なくありません。

また、もう一点忘れてはいけないのが、モール独自の制度についてです。
ポイントアップ制度や割引制度、モール独自のセールイベントでは、ECサイトよりも商品を安く入手できる可能性があります。

「モールで安く買う」ことが、消費者にとって当たり前になってしまうと、自社サイトの販売力が低下する原因にもなりかねません。

残念ながら、モール出店のデメリットをゼロにするのは不可能でしょう。
だからこそ重要なのは、メリットとデメリットのどちらの方が大きいのか?を冷静に判断することです。

D2Cブランドにとって、何より重要なのは、まず自社の商品を扱うサイトに訪れてもらうことと言えるでしょう。

さまざまなメーカーを扱う問屋や小売店と違い、D2Cブランドが扱う商品数は、ごく限られています。
検索サイトからの流入数を増やそうと、SEO対策を行っても、高い効果を期待するのは難しいかもしれません。

だからこそ、多少のデメリットがあることを認識した上で、戦略的にモール出店を検討するのがおすすめです。
モール出店は、D2Cブランドの販売チャネルを持つための方法の一つです。

モール出店でD2Cブランドの知名度を挙げられれば、自社サイトへの流入数も増やしていけます。
モールに依存するだけではなく、少しずつ、利益率が高い販売チャネルへと切り替えていけるのではないでしょうか。

また、D2Cブランドの種類に応じて、販売チャネルを変える方法もおすすめです。
モール出店の強みを活かして、「気付いたらデメリットのみ」という状況を避けるようにしましょう。

D2CブランドのECモール出店事例

D2Cブランドがモール出店した事例としては、どのようなものがあるのでしょうか。
2社の事例をチェックしてみましょう。

事例①:N&O Life

まず1社目は、N&O Lifeです。
2013年4月に創業した会社で、当初はベビー向けスキンケア商品を扱っていました。

その後、女性向けのスキンケアブランドやオーガニックシャンプーブランドも展開しています。
N&O Lifeでは、公式ECサイトの他、楽天とAmazonという人気モールにも出店しています。

3つの販売チャネルを軸とすることで、幅広い顧客層へのアプローチが可能です。
ブランドと販売チャネルの相性を確かめた上で、「どのモールでどの商材に力を入れるのか?」を判断しています。

事例②:株式会社bydesign

続いて2社目は、株式会社bydesignです。

「かなでもの」という人気インテリアブランドを手掛けている会社で、現在は自社ECサイトのみで商品を販売しています。
「かなでもの」も、ブランド立ち上げ時にはモール出店をしており、知名度を向上させました。

しばらくの間、モールと自社ECサイトという2つの販売チャネルを維持することにより、多くのリピーターを獲得したのです。

充分なリピーターを獲得できた時点で、自社ECサイトへの一本化へと舵を切りました。

まとめ

D2Cブランドのモール出店事例からも分かる通り、成功までの道のりは一つではありません。

とはいえ、ECサイトの立ち上げ以上に、集客チャネルを持つ方が重要だという点は事実です。

ブランドについてどう知ってもらい、顧客とつながっていくのか、D2Cブランドならではの視点で工夫しましょう。

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